猫の性格と飼い方

猫はなぜ可愛い(カワイイ)の?

世界広しといえど、この日本ほど猫(ねこ)好きの多い国はありません。またその可愛がりようは異様なほど。単なるペットを超えて、まるで自分の子供のように接しています。そういった傾向はここ10年で急激に高まっており、その一番の原因は未婚率の上昇や少子化であることは間違いないでしょう。

 

 

猫の平均的な体重は5キログラム前後であり、これは生後数カ月の人間の赤ちゃんを連想させる重さです。また猫は犬とは違って「抱かれ好き」なので、いつでもおとなしく抱かれてくれます。そして最大の特徴はその目です。猫の目の大きさ(顔全体に占める比率)は人間の赤ちゃんと同等で、形も丸くクリッとしており、しかも全部が瞳で白目がありません。

 

 

 

さらに猫は動物の中でも珍しい平面的な顔立ちをしています(犬のように口周辺が出っ張っていません)。猫の顔はまるで人間の赤ちゃんのよう。可愛い条件を全て併せ持っています。

 

猫の気持ち、人の気持ち 〜 アイコンタクト

猫の顔はまるで人間の赤ちゃんの顔のよう。パッチリした両目が平面上についているので、人は猫とのアイコンタクトをとりやすいのです。こちらが見つめると、猫の方もじっと見つめ返してきます。そのまま陶酔してしまい、お互いに全ての気持ちを理解できたかのような錯覚に陥るかもしれません。

 

 

 

しかしそれはまさしく錯覚です。人が勝手にそう解釈しているだけであって、猫は自分の本能にしたがった行動をしているだけなのです。猫には相手の目を見つづけるという習性があって、それは祖先(ヤマネコ)から脈々と受け継いでいるもの。相手の目を観察することで危険予知をしているのだといいます。そんなこととは思ってもみない飼い主が愛猫とのアイコンタクトを楽しむことは、愛猫に野生の本能を蘇えらせているようなものです。野生の本能に目覚めた猫は攻撃的になります。他の猫に遭遇する機会あらば即座に臨戦態勢(にらみ合い)に入ることでしょう。

 

 

 

自分の愛猫はいつでも穏やかであってほしいと願うのであれば、アイコンタクトはなるべく避けたほうがいいのです。飼い主にとっては寂しいことですが、あえてそうすべきです。猫が見つめてきたら、飼い主(あなた)は両目を閉じましょう。それが親愛の情です。そうすることで猫は安らかな気持ちになります。逆に飼い主(あなた)が見つめたとき愛猫が目を閉じたり視線を反らしたりしたら、それは無関心とか無視ではなく、愛情の証です。